イベント
地域のミライを拓く―松山大学情報学部開設記念シンポジウムを開催―

2025年4月10日(木曜日)に本学のカルフール・ホールにて、情報学部の開設を記念して「松山大学情報学部開設記念シンポジウム 地域のミライを拓く~情報技術と共に進む地域貢献~」を開催しました。当日は、一般の方々や情報学部新入生をはじめ、総勢411名もの方々にご参加いただきました。
情報学部の役割
シンポジウムは、池上真人学長による開会挨拶から始まりました。池上学長は「本学は情報学部の設置を通して、デジタル人材育成と地域経済の活性化になお一層貢献していく所存であります。情報学部が愛媛県、さらには我が国における情報教育の中心的存在となることを目指してまいります。本学部の設立に向けてご尽力くださいましたすべての皆様に改めて深く感謝を申し上げます」と情報学部の開設が地域のデジタル人材育成と経済活性化に大きく貢献することを強調し、地域社会との連携を深める意欲を示しました。
続いて、中村時広愛媛県知事による来賓挨拶が行われました。中村知事は、愛媛県のデジタル戦略における情報学部の重要性を強調し、「情報学部で高度なスキルを磨いたデジタル人材の活躍に期待しています」と述べられました。
堤浩幸氏による基調講演「輝ける未来に向けて~DXによるイノベーション~」
次に、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社の常務執行役員である堤浩幸氏による講演が行われました。堤氏は、デジタルトランスフォーメーション(DX)がもたらす未来の可能性について、アマゾンのグローバルな視点から、DXがどのように企業や社会に革新をもたらすかを具体例を交えて解説されました。また、AIと人間の協働の重要性を指摘し、技術だけでなく人材育成の重要性にも言及されました。
大西可奈子氏による基調講演「AIの現在地と変化する時代に求められる力」
続いて、AIプランナーである大西可奈子氏による講演が行われました。大西氏は、AI技術の進化とその社会的影響について詳しく解説され、これからの時代に必要となるスキルや知識について具体的なアドバイスを送られました。特に、基礎学力の重要性や自己成長力、応用力の必要性を強調し、新入生に向けてエールを送られました。
トークセッション
シンポジウムの締めくくりとして、檀裕也情報学部長が堤氏と大西氏を交えたトークセッションを行い、AIやDXの未来について活発な意見交換が行われました。堤氏からは新入生に対し、「結果を出すためには楽しまなければなりません。失敗を恐れずに、思いっきりチャレンジしてください。必ずそれが成功へのプロセスだと思います」という力強いメッセージが、大西氏からは「大学の4年間は皆さんにとって宝物になると思います。自分の可能性を自分で消してしまわないように、様々なことにトライしてみてください。最終的それが良い結果をもたらすと思います」という温かいアドバイスが送られました。
閉会挨拶では、檀学部長がシンポジウムの成功を祝し、参加者への感謝を述べました。そして、情報学部の学生たちがこれからのデジタル社会で活躍できるよう、実践的な教育を提供していくことを約束しました。
今後に向けて
本シンポジウムは、情報学部の輝かしいスタートを祝うとともに、地域社会との連携をより一層深めるための重要な一歩となりました。参加者の方々は、未来のデジタル社会への希望と期待を胸に、会場を後にされました。
松山大学情報学部は、地域社会との連携を強化しながら、デジタル人材の育成に尽力し、未来の社会の発展に貢献してまいります。